即席記憶力アップ法
学校を卒業して社会人になると、資格試験や昇進試験にチャレンジでもしないかぎり、記憶力を意識することはあまりなくなる。
実社会では、覚えなければならないことは、手帳にメモしたり、携帯パソコンに入力すれば事足りるからである。
しかし、社会人になっても記憶力をフルに活かして、業績を上げるビジネスパーソンも多い。
例えば、要領のいい人は、書類を届ける用事ができたときでも、せっかく出かけるのだから、途中で郵便を投函しよう、銀行で入金しよう、近くの取引先にも顔を出してみようと、ひらめいたことは頭の中に全部覚えていて、懸案事項をいっぺんに済ませることができる。
一度に処理できるバッファが大きいので能率が上がる。
反対に、記憶力がない人は、思い立って、目的地には足を運んだが、途中で済ませようと予定していた用事を忘れてしまい、帰ったあとに気がつくことが多い。
ひどいときは、目的地には着いたものの、どうしてここまで足を運んだのか用事を思い出せなくなることだってある。
記憶法が上達すれば、資格試験や昇進試験だけでなく、いろいろなビジネスシーンでも優位に立つことができる。
例えば、難解な業界の論文やビジネスレポートを読ませられることがある。
それが、どんな悪文、長文でも、記憶力がついていれば、話の前文、序章、目次など一通り、頭の中にたたき込むことができ、前後をつなぎ合わせて意味を理解することができるようになる。
記憶のバッファが大きくなり、処理能力が著しく高まるからだ。
それでは、今日からでも実践できる即席記憶力向上の方法を御紹介する。
記憶力を鍛える方法
年齢と記憶力が反比例すると思いこんでいる人が多い。
実は、年をとって記憶力は増すことはあっても減退することはないのである。
普段、記憶力の向上や維持のためのトレーニングを怠っているから一時的に減退しているのであって、これからでもトレーニングすれば、すぐに回復することができる。
記憶力が落ちていることを認めたくないため、覚えなくても良いことまで暗記しようと努力するものがいるが、覚える必要のないことまで覚えようとすることは、まったく無駄であり、余計なエネルギーを使うだけである。
暗記する場所でいちばん効率が悪いのは勉強机に座っているときである。
それよりも、トイレやお風呂などリラックスできる場所で暗記した方が効率がいい。
時間帯も、頭が涼しい朝とか、記憶が頭に定着しやすい寝る直前が、効果的である。
勉強のスタイルは2つに分けることができる。
知識を段階的に積み上げてゆく方法を好む左脳(言語や論理)型と、学習の全体図を描くことから始める右脳(イメージや感覚)型がいる。
暗記は苦手だが、歌はどうして簡単に覚えられるのか不思議に思われたことはないだろうか。
それは、左脳は歌詞に注意を向け、右脳はメロディーに注意を向け、左脳と右脳がバランス良く同時に使われているからだ。加速学習法という手法があり、ここでは詳しく説明しないが、記憶法として音楽や絵が使われているのはこのためだ。
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