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スペイン語を短期でマスターする方法
「英語の知識を応用してスペイン語を短期でマスターする方法」
を紹介します。
もちろん、「英語が出来ない人には役に立たないもの」という意味ではありません。
「英語が出来ない」といっても、多くの方は中学、高校を通して英語の基礎は学習していますよね。
それが、さわりでも思い出せれば、十分スペイン語の学習にも応用できます。
反対に、このレポートを読んでいただき、
「よし、それじゃ、いっちょ英語のやり直しも兼ねて、スペイン語と同時に勉強してみるか」
と奮起していただければ、こちらとしてもうれしい限りです。
誰でも英語の知識があればスペイン語は簡単に習得できる、という事を説明するために、いろいろ理由を考えました。
考えた結果、確かに誰でも無条件にらくらくスペイン語習得♪、ということはなく、やはり、一定の条件とい
うか、心構え、ノウハウみたいなものがないとダメだ、ということも分かってきました。
これらの事を、直接会ってお話しすることの出来ない、同じような疑問を抱いている皆さんにお伝えしよう
と、書くことに至ったのです。
まず、スペイン語を学ぶモチベーションとして、英語とあわせてスペイン語を知っていると、どんな利点があるのか、を説明します。
次に、いざスペイン語の習得を始める際に、知っておくと便利な英語の知識とはどんなものか、を挙げます。「スペイン語って、英語より難しそう」と思っている人は、ここを読めばスペイン語への敷居は思ったよりずっと低いことが分かるはずです。
次に、スペイン語を学習する際に、英語を使うワザを紹介し、スペイン語を勉強しながらも英語力もアップできる方法を紹介します。
これをきっかけに、スペイン語を学ぼう!という人、日本語、英語、スペイン語(さらには他の言語も!)の操れる、マルチリンガル日本人が1 人でも増える事を願っています。
どうして英語「と」スペイン語を知る必要があるの
ここでは、英語を知っている(既にバイリンガル)なのにわざわざスペイン語を学ぶ必要性について説明します。
母国語である日本語にプラスして、どちらか1 つの言語でも、マスターしてれば貴重なアセットですが、「2つセットで」マスターすることで、そのアセットの価値は2 倍以上になるのです。
なぜか?その理由は、
★ 米国におけるスペイン語スピーカーの価値が高まっている。
★ スペイン語圏のマーケットが拡大している
これらについて、以下に説明して行きます。
★ 米国におけるスペイン語スピーカーの価値 ★
まずは、統計資料から
-2000 年に行なわれたアメリカの人口調査の結果より、20 年後には、ヒスパニック人口がアメリカの全人口の25%を超えると予想される。
また、その後の調査でこれらの人口の増加率が予想よりはるかに高いことが分かり、実際には25%という数字を大きく上回るであろう。
-スペイン語圏からアメリカ合衆国を訪れる旅行者は、過去3 年において35%増加した。
-テキサス州では、小中学校の完全バイリンガル教育を実施しており、高等教育を受け、競争率のきびしい職につくヒスパニック系の若者の多くは2 ヶ国語を完璧にこなすことが出来る。
米国のスパニッシュスピーカー(正確に言うと、スペイン語しか話せない人、スペイン語の方が英語より上手く話せる人)は近年増大しています。
それだけでなく、カリフォルニア南部、ニューヨーク、フロリダにおいては、これらの人の集まるコミュニティーの経済力、政治力が増大しているのです。
スペイン語の知識は貴重な「アセット(資産)」
テキサス(ここもメキシコとの国境沿いにラティーノ・コミュニティが多い)のもと州知事であったジョージ W. ブッシュ大統領が、2000 年の選挙キャンペーン中スペイン語で有権者にアピールしていた姿をテレビで見た人も多いのではないでしょうか?ホワイトハウスのウェブサイトでは、大統領のスピーチ等のスペイン語訳も掲載されているのです(オーディオもあるので、ぜひ聞いてみてくださいね)。
今や、政府の建物、大きなお店、飛行場などにスペイン語を話せる人を置くのはごく当然のこととなっています。
ビジネスにおいても、スペイン語で商談が出来る、スペイン語のパンフレット、コマーシャル、ウェブサイトが作れる、といった技術は、アメリカにおいて大変買われています。
これらの仕事を受け持っているのは、やはりヒスパニック系の人たちが多くを占めますが、だからといって、スペイン語を扱う仕事はヒスパニック系に、などとは言っていられない状況が迫っているのです。
ヒスパニックアメリカンは、今や強力な消費者です。彼らが求めるものが、市場で売れる、つまり、彼らの求めるものを提供しないと、企業は利益を挙げられない、という傾向が、今後ますます強くなるのです。
一般企業のカスタマー対応、病院、ホテル、学校、刑務所(!)におけるサービス、など、ほぼ全般にわたる職業で、スペイン語の知識は貴重な「アセット(資産)」となります。
皆さんは、日本語がすでに堪能なわけですから、米国で働く場合、日本とのビジネスへの貢献にくわえて、スペイン語をこなせるという強みがあれば、ものすごく貴重な存在です。
(日本語を自由に操れるヒスパニック系アメリカ人(というか、アメリカ人一般)は、非常に少ないし、彼らが日本語をマスターするのは、至難の業です)
いずれにしても、日本で英語が出来ると就職・キャリアで有利だ、といわれているのと同じ図式が、アメリカにおけるスペイン語についても、近いうち出来上がる、と見ていいと思います。
また、アメリカが、このような傾向を見せている、ということは、日本国内でアメリカ(さらには世界)と関わる仕事につく際も、スペイン語の知識がプラスアルファになることは必至です。
「アメリカ」と言った時、30%の人口はスペイン語を話す人たちを指すわけですからね。
アメリカが世界を制す!という事実は、今後いつまで続くか分かりませんが、それが意味するものは、スペイン語が世界共通語になる、ということかもしれませんよ!
スペイン語圏のマーケット
さらに、見逃せないのは、アメリカ合衆国を除くスペイン語圏の国々の経済力の拡大です。
スペイン語人口はスペインの及びに中南米諸国に集中していますが、これらの国々の政治、経済力は飛躍的に強まっています。
中南米が「第3 世界」と呼ばれたのは、もう過去のことといってよいでしょう。政治的不安定、貧富の差など、課題は多く残るものの、これらの国々が政治、経済の分野において発言力を持つようになるはずです。
つまりは、スペイン語での会議、交渉、メディアなども、多くなってくるわけです。
日本でも、移民規制が変わるにつれ、ペルーなどのスペイン語圏から多くの人が日本に長期滞在、または永住するようになっています(ブラジルはポルトガル語ですが、スペイン語と非常に似ていることもあり、スペイン語が達者な人が多いです)。
学校、報道、社会福祉…あらゆる分野において、スペイン語が必要となってくるでしょう。
アメリカ、世界のスペイン語需要と合わせて、日本国内でも独自のスペイン語に関連した仕事が作り出されるので、日本で職を探す際にも、日本語、英語、スペイン語が操れるというのは、貴重な存在になるはずです。
どうでしょう?皆さんも、このような観点から、英語に加えて(あるいは英語と一緒に)スペイン語をマスターしよう、というモチベーションをいろいろ考えてみてください。
スペイン語学習に応用できる英語学習の知識
さて、前の章でスペイン語を学ぶといろいろと有利な点が出てくることが分かりましたが、実際に今からスペイン語をマスターする、というと、自信なさげにしり込みしてしまう人が多いようです。
英語を学ぶ際に苦労した思い出、結局マスターできなかった無念さなどが、「今更無理じゃない?」という疑問を引き起こし、せっかくのモチベーションをくじいてしまうんですね。
しかし。外国語として英語を学習した経験のある人は、スペイン語も同じ要領で簡単に学べてしまう。これが、私の論です。
「英語にはすごく苦労したんだけど、スペイン語も同じくらいの時間と労力が必要ってこと?」
答えはNo です。英語で苦労して身につけた土台をスペイン語の習得にそのまま使いまわすので、スペイン語を学ぶ際は、その土台の部分はほとんど何もしないでいいのです。
注意して欲しいのは、
「英語を知っていれば、スペイン語が出来る」
とは言っていないことです。
事実、英語しか話せない(外国語を習っていない)アメリカ人は、スペイン語を習う際非常に苦労しているようです。
これは、「外国語として、ある言語を学んだ経験がない」為です。
もちろん、下で説明するような構造的な類似点は、英語とスペイン語のほうが、英語と日本語より多いので、日本人が初めて英語を学ぶよりは楽な面もあるかもしれませんが、基本的には、上で説明している「土台」の部分を、外国語として学んだ課程がないため、文法理解やリスニング、スピーキングは難しいようです。
日本人は、と見てみると、中学、高校時代に、言語としての構造が著しく異なる英語、という言語を、文法の基礎から習っています。
スペイン語を初めて習う
現在形と過去形の違い、否定や疑問の文を作るにはどうしたらいいか、関係代名詞とは何か…
これらの事を、「体系的に」学んできているんですね。
だから、スペイン語を初めて習うに当たって、「スペイン語の過去形はね…」と説明されても、「ふ〜ん、スペイン語にも過去形があるんだ。英語みたいだなあ」という反応になります。「過去形って、なに?どんな時に使うの?」と怖気づいたりは、しませんよね。
スペイン語の動詞の過去形は知らなくても、「過去形というものを学ばなくてはいけない」という事実は、英語習得の経験から、ごく自然に受け止められるわけです。
ということは、「過去のことについて述べる際は、動詞の現在形とは違った形を使う」という事が、頭の中で理解でき、過去形を探す作業を自動的に行なえるわけです。
ちょっと説明がややこしですが。簡単に述べてしまえば、「スペイン語を習う」のが初めてでも、「外国語を習う」ことにはある程度の慣れと知識があるので、母国語とのギャップにためらう度合いが、初めての外国語(この場合は英語)より格段少なくなるのです。
ところが、英語を学んだ際に、なかなか覚えられず、成績も芳しくなかった人は、「英語」というものに、苦手感、嫌悪感を持ってしまいます。
それで、「とりあえず、英語は忘れて、スペイン語なら上手くいくんじゃないかな。」と思い、新たにスペイン語を一から身につけようとすると、「外国語を学んだ」という経験を土台として生かすことが出来ずに、また、土台作りからの苦労をすることになります。これでは、また同じところでつまずいて、スペイン語も苦手意識を持ってしまいますよね。
コツは、いかに英語と共通する土台の部分を最大に活用にして、スペイン語学習を簡単にするかです。
現在あなたの英語レベルがどれくらいか、は、気にしないで下さい。
なぜなら、今あなたの持っている英語の知識を出来る限りスペイン語習得に活用することで、英語も必ず上達するからです。
英語の知識を思い出しながら、それをスペイン語に当てはめる、スペイン語の文法事項で分からないことがあれば、英語でそれに当たる項目を調べてみる、といった作業を繰り返せば、英語、スペイン語ともに、相乗効果を持って向上します。
現在、自分の英語は仕事で使えるレベルでない、と思っている人も、英語を使ってスペイン語を勉強しているうちに、どちらも立派に使えるレベルに到達することも可能です。
では、以下に、スペイン語学習に上手く英語を使うコツを挙げます。
これらはあくまで参考ですので、これらのアイディアをもとに、皆さんが自分のレベルや学習スタイルに合わせて、いろいろな方法を考えて行ってください。


