仕事のやりがい

人間は記憶でできている

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トラウマを抱えている人はいると思う。
少し、本題からずれるが、わたしがトラウマを解消できた理由をお話しよう。
きっかけは佐藤康行氏の「人間は記憶でできている」という言葉であった。
常識的には、未来は変えることができるが、過去は変えることができないと思われている。
だから、
「夢を持とう」
「プラス思考」
というような未来を意識した自己啓発が流行する。
わたし自身の実感として、これらは失敗する可能性が高い。
なぜなら、未来の夢とは、過去の経験が源泉になっているからである。
すでに話した30 点の子供が100 点を取れないという理由と同じである。
素晴らしい未来を夢見るほど、現実の自分とのギャップに気付く。
そこをプラス思考の考えで補うのが自己啓発のやり方である。
ところが、ここに大きな落とし穴がある。
マイナス思考の人を無理やりにプラス思考にするということはくさい物に蓋をすることである。
くさい物は蓋をしても匂う。

つまり、プラスに考えようとするほど、プラスに考えられないマイナスの自分が頭をもたげてくるのである。
すると、「自分はダメな奴だ」と思うか、努力していないように見える人を「あいつ等はダメだ」と非難するようになる。
プラス思考とはそもそもその人に備わっている能力である。
つまり、成功脳と言われるように、何をしてもプラスに考える精神構造の持ち主がある。
これがプラス思考である。
正確な統計データはないが、全ビジネスマンの3%位だと言われている。
個人的には、後発的に身に付けようとしても難しいというのが実感である。
プラス思考にしても、マイナス思考にしても、思想を成り立たせているのは、過去の記憶である。
成功体験ばかりの人は、自然にプラス思考になる。
失敗体験が多い人は、マイナス思考になるということである。
人間は記憶で出来ているということがお分かりいただけただろうか。

 


過去をリセットし、仕事にやりがいを持つ

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前述した佐藤氏は、プラス思考になるためには、「過去を変えよ」と話している。
つまり、記憶を書き換えるということだ。
もし、あなたが現状に何らかの不満や不安があるなら、その源泉は必ずあなたの過去にある。
それが何であるのかを突き止めるのである。
一人の部屋で静かに瞑想して、じっくり思い出して欲しい。
人によっては、幼児体験まで遡ることがある。
例えば、子供の頃に、参観日でお母さんにいい所を見せようと、わからない問題に手を上げた。
すると、先生に指されて、「わかりません」と答えてしまった。
クラスメイトに笑われたので、それ以来、積極的に発言できなくなったという例もあるかもしれない。
その忌まわしい過去をリセットしてしまわなければプラス思考になれない。
わたしの忌まわしい過去はお話した。
わたしが過去をリセットした方法をお話しする。
あの事故が起こった当時に、今のわたしが戻ったらどうなるだろうと考えたのである。
もちろん、同じミスは起さない。
それどころか、簡単に処理できる。
いや、ミスをしない。

つまり、わたしは当時に比べ、大きく成長していることを実感できたのである。
だから、わたしにとって、あの事故は、わたしを成長させるために起こった必然の事故だったのだと思えたのである。
あの忌まわしい出来事が、今のわたしに大きくプラスに作用していたのである。この瞬間、わたしの記憶は書き換わったのだ。
あの出来事は悪いことではなくなったのである。
つまり、過去をリセットできたのである。
過去に起こった出来事は変えられない。
しかし、その時感じた記憶はどんなふうにも書き換えることが可能なのである。


自分を許す

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記憶が書き換わっても、瞬間的に成功脳に切り替わるわけではない。
当然、現実の自分というのが存在する。
いくらいい話を聞いても、時間と共に感動は薄れていく。
そして、日常に戻っていくのである。
これは、ブルース・リーの映画を見た観客が、「アチョー!」とやっているのと同じである。
何年も「アチョー!」とやっている人は多くない。
わたしも記憶をリセットした後も、依然としてマイナス思考が頭をもたげてくることがあった。
その時、納税額の多さで有名な斉藤一人さんが講演会で話した内容を聞くことができた。
斎藤一人さんはやさしく話をした。
「自分を許しなさい。」
わたしにとっては、神の声に聞こえた。
マイナス思考を悩んだり、悔やんだりする必要はない。
マイナス思考である自分を認め、許せばいいのである。
それが自分なのだから、背伸びをする必要はない。
等身大の自分から始めればいい。
そして、自信がなくなったら、過去をリセットすればいい。

そして、なりたい自分に向えばいい。
先ほど自分は変えられないと言う話をした。
大切な話なので、ここでも繰り返させていただく。
自分を変えようと思う自分を、自分を変えられないのだという自分に変える。
そして、
変わらない自分のまま、自分に磨きをかければいいのである。
佐藤康行氏、斉藤一人さんの話でようやく長く背負ってきた荷物を降ろせた気がした。