イキイキ仕事をすることの大切さ
おわりに
いかがでしたでしょうか。
イキイキ仕事をすることの大切さが、おわかりいただけただろうか。
仕事が上手く行けばイキイキするのでなく、イキイキ仕事をするためには、仕事を上手く生かせなければならないことが。
そのためには、絶対にストレスを抱えてはいけない。
最後に、先日あるラーメン屋さんでの話をさせていただく。
千葉の田舎の駅前に仕事で行くことがあった。
ちょうど昼になったので、食事ができる
店を探した。一軒の汚いラーメン店があった。
お昼時だというのに、客はわたしたちだけ。
味は普通。店は60 歳くらいの夫婦で切り盛りされていた。
どう見ても儲かっていそうにない。
「もう少し、店をキレイにして、メニューに工夫をすればどうですか?」
お節介にもわたしは店主に言った。
店主の答え。
「店が儲かったら困るんです。だから、お客があまり来ないようにしていいます。忙しくなったら、田舎に来た意味がなくなるからね。」
聞けば、店主は東京で10 店舗のラーメンチェーンを展開していたという。
ただし、自営業者の苦しさで、年中無休の忙しさ。
しかも、寝る暇はない。
お金は稼げたが、体を壊したということである。
そこで、チェーンはすべて弟子に譲り、今では賃貸の家賃収入で暮らしているとのこと。
田舎で店を開いているのは、ボケ防止のため。
しんどいと感じる時は、店を休む。
しかも、開店時間は午前11 時から午後2 時半まで。夜は店を開けないという。
先週まで海外旅行に行っていたので、10 日間も休業。
だから、お客に来てもらったら困るというのである。
人は見かけによらぬものと言うとおり、驚いた。
セミリタイヤをしている人は意外に身近にいるものだ。
彼等を羨ましいと思わないで欲しい。
わたし達サラリーマンでも彼等のように、セミリタイヤ生活を送ることができるはずである。
そのためには、会社に依存するという気持ちを捨てる必要がある。
最後にお話したいのは、人生の「選択」についてである。
「サラリーマンだから」とか「自営業だから」というのではない。
自分の生き方の「選択肢」をいくつ持てるかである。
会計を済ませる時、店主に尋ねた。
「人生は楽しいですか?」
店主は答えた。
「もちろん」
店主と奥さんは、とてもイキイキしているように見えた。


