社内自由人というスタイル
ロバート・キヨサキ氏は『金持ち父さん 貧乏父さん』で、ビジネスマンには『従業員』『自営業者』『ビジネスオーナー』『投資家』の区分けがあることを日本に持ち込んで、衝撃を与えた。
それまでのビジネスの感覚は、『自営業者』がゴールであった。
大企業の社長といえども、働くことを美徳とし、本人は何もしなくても会社が回る仕組みなど、考えた人は少なかったはずだ。
さらに、複数の会社を経営するという概念はなかったといってもいい。
ロバート・キヨサキ氏の指摘では、『従業員』いわゆるサラリーマンは、ラットレースに参加して苦労するだけだと嘲笑されている。しかし、わたしは『従業員』にも4 つの種類があると考えている。
従業員はどんな人でも、『平社員』から始まる。
そして、『管理職』、いわゆる課長や部長になる。
この段階でレースから脱落する人が続出する。
そして、多くのサラリーマンが自分のゴールを出世のどこまでいけるかにかけている。
しかし、それはその会社でのゴールであって、転職などで環境が変われば全く意味のないものになる。
数年前に、大企業をリストラされた管理職が面接で、「以前は何をしていたのですか?」
と聞かれた時、「わたしは○○会社で部長をしていました。」と答えた有名な話がある。
「何が?」とは、以前どのような仕事をしていて、新しい職場で何ができるのかと聞かれているのである。
「部長をしていました。」では答えになっていない。
サラリーマンを役職で捉える時代は終わっていると思う。
これからは能力で考える時代である。
繰り返すが、すべてのサラリーマンは「平社員」から始まる。
そこで、経験を積み、実績を重ねた者が管理職になる。
ただし、自分の力をひけらかすために、部下のミスを指摘したり、具体的な方法論を指導できない人はここで止まる。
平社員
管理職
ビジネスプロデュサー
起業家、ヘッドハンティング候補
副業、情報起業家
サラリーマン
社内自由人
その上に行くのは、『ビジネスプロデューサー』と呼ばれる、儲ける仕組みを作り出せる人材である。
これが『社内自由人』のポジションだと考えている。
または、「企業内起業家」とも呼ばれている。
このポジションを確立できれば、サラリーマンでも、選択肢が広がる。
ビジネスセンスがあれば独立することもできる。
また、他社に好待遇でヘッドハントされることもある。
もちろん、情報起業などの副業もできる。
サラリーマンが目指すべきは、「社内自由人」であるとわたしは考える。
社内自由人は、現在の仕事で評価をされるところから始めなければならない。
現状に不満があり、逃げ出したい一身で、転職をしたり副業に力を入れても、基礎体力のなさが原因で上手くいかないことが多い。
社内自由人を目指して、現在の仕事をイキイキできるように実績を上げることを考えてみてはいかがだろう。


